
登山が好きで、もっと深く関わりたいと入会した山岳会。
でも、しばらくして「もう辞めようかな…」と思ったことはありませんか?
実際に山岳会を辞めた人は意外と多く、その理由も様々です。
この記事では、山岳会を辞めた人たちのリアルな声をもとに、退会の背景と、辞めた後の登山との付き合い方について考えていきます。
山岳会を辞めた人は実は少なくない
表向きは仲良く登っているように見える山岳会ですが、裏側では「辞めたい」「もう限界」と感じている人も少なくありません。
ネット上の匿名掲示板やSNSでは、次のような声が散見されます:
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「山は好きなのに、会の雰囲気が無理だった」
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「毎月の定例会や飲み会が負担でしかなかった」
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「登山の楽しさより、人間関係のストレスが勝ってしまった」
実際、**山岳会を辞めた理由の多くは「登山そのもの」ではなく、「人との関わり方」**に起因しているのです。
よくある「山岳会を辞めた理由」
人間関係のストレス
最も多い理由がこれです。
山岳会は年齢層が広く、上下関係や“空気の読み合い”が強い場合もあり、心理的に疲れてしまう人が多いのが現実です。
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ベテランの言動がきつい
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派閥があって気を使う
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一部の人に支配されている空気
こうした環境では、本来の目的だった登山そのものが楽しめなくなるのです。
活動への参加圧力
「定例会にはなるべく出席」「月に◯回の山行は必須」といったルールが暗黙の了解で存在する山岳会も多く、
仕事や家庭と両立している人にとっては大きな負担になります。
自分の生活ペースと合わない中で、「義務感」で山に行くことが増えれば、疲弊してしまうのは当然です。
自由に登れないもどかしさ
山行の計画も、行き先も、メンバーのバランスもすべて会の規則や慣習によって決められることが多く、
「自由に登山を楽しめない」というフラストレーションを抱える人もいます。
「行きたい山に行けない」「装備も縛られる」「撮影やSNS投稿に文句を言われた」など、個人のスタイルが尊重されないことも珍しくありません。
山岳会を辞めたことで得られた自由
実際に山岳会を辞めた人の多くは、「辞めてよかった」と口をそろえます。
理由は明快で、**“自分のペースで山に向き合えるようになったから”**です。
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ソロ登山で気ままに行きたいときに山へ
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気の合う友人だけと少人数で活動
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自分の好きな道具やスタイルで登れる
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SNSで出会った同世代と登山を楽しむ
山岳会という枠から離れたことで、本来の「登山の楽しさ」を取り戻したという声も多く、
辞めること=失敗、では決してないのです。
「辞めたらもう登れないかも」の不安とその答え
「山岳会を辞めたら、一人では怖くて登れないのでは?」
「仲間がいなくなるのが不安」
そんな気持ちから、辞めたいけど辞められないと感じている人もいます。
ですが、今の時代、山岳会に所属していなくても、安全で楽しく登山を続ける方法はいくらでもあります。
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登山ガイド付きのツアーに参加
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オンラインで登山仲間を探す
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山岳保険に入ってリスクを軽減
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自主的に技術を学び、成長していく
つまり、山岳会に依存しなくても、登山は続けられる時代なのです。
むしろ、自分で情報を集め、行動し、登山スキルを身につける方が成長実感を得やすいとさえ言えます。
山岳会を辞めた後の登山との向き合い方
山岳会を辞めたあとも、登山をやめる必要はありません。
むしろ、“本当に自分がやりたい登山”と向き合うチャンスになる場合も多いのです。
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高山よりも里山を楽しむようになった
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写真や山飯など「+α」を大事にするようになった
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毎週ではなく、月1回ペースで気軽に行くスタイルに変えた
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自分で山行計画を立てる力がついた
辞めたことで、義務や他人の目から解放され、より自分らしい登山ライフが始まるというポジティブな側面も多いのです。
まとめ
山岳会を辞めた理由は、登山が嫌いになったからではなく、人間関係や組織文化に疲れてしまったから。
辞めたことで、自分にとって本当に大切な登山スタイルや、心地よい人間関係に気づく人も少なくありません。
山岳会は選択肢の一つであって、絶対に必要な存在ではありません。
もっと自由に、自分らしく、山と向き合う方法はいくらでもあるのです。
「辞めたらどうなる?」ではなく、
**「辞めたことで何が見えるか」**を考えてみてもいいのではないでしょうか。

