「登山って手袋は必要なの?」
「夏山でも持っていったほうがいい?」
登山を始めると、こうした疑問を持つ人は多いです。

結論からいうと、登山では手袋を持っていくほうが安心です。 日本山岳会は、グローブを「登山に必要なアイテム」として紹介していますし、環境省の登山装備案内でも、手袋は岩場に手をついたり手すりを使ったりするときの手の保護に役立つとされています。夏の一般登山でも、モンベルはグローブが日焼けやケガの予防になると案内しています。

つまり、手袋は「冬だけの防寒具」ではありません。
寒さ対策だけでなく、ケガ予防、日焼け対策、岩場での保護という意味でも役立つ装備です。

登山に手袋は必要?

基本的には、必要と考えて準備するのがおすすめです。

その理由は大きく3つあります。
ひとつは手の保護。岩場や鎖場、手すりのある道では、素手だと擦り傷や切り傷の原因になりやすいです。環境省も、手袋は岩場に手をついたり手すりを伝ったりする場面で手を守るために使うと案内しています。

ふたつ目は防寒です。標高が上がると気温は下がり、風があると手はかなり冷えやすくなります。環境省の屋久島世界遺産センターの冬装備案内でも、グローブは防水性・防風性の高いものに、ウール系の手袋を組み合わせる例が示されています。冬山ではモンベルも、グローブは凍傷や冷え、けがから手を守るために必要不可欠だとしています。

三つ目は日差し対策です。夏山や稜線では手の甲もかなり日焼けします。モンベルの装備ガイドでは、グローブは日焼けやケガから手を守ると案内されています。

夏山でも手袋は必要?

夏山でもあると便利です。

「暑いのに手袋?」と思うかもしれませんが、夏でも登山道では手を使う場面があります。岩をつかむ、木や手すりに触れる、転んだときに手をつく。こうした場面では、薄手の手袋があるだけでかなり違います。環境省も、登山道で手を保護する目的で手袋を挙げています。

さらに、標高の高い山や朝夕の時間帯では、夏でも気温が下がります。モンベルの富士山装備ガイドや環境省の登山情報でも、高所では夏でも寒さ対策が必要で、手袋などの防寒小物の有無で快適さが変わるとされています。

そのため、真夏の低山を短時間歩く場合を除けば、薄手でもいいので手袋を持つほうが安心です。

冬山や寒い時期は必須?

はい。冬山ではほぼ必須です。

モンベルは、冬山グローブについて、手を冷えや凍傷、けがから守るために必要不可欠と説明しています。冬山で素手のまま冷気や雪にさらされると、手がかじかみ、さらに悪化すると凍傷の危険があるとも案内しています。

環境省の屋久島世界遺産センターでも、冬の登山装備としてグローブを明記し、防水・防風性の高いオーバーグローブと保温性のある手袋の組み合わせを例示しています。

つまり、寒い時期の登山では「持つかどうか」で迷うより、どのレベルの手袋を持つかを考える段階だと言えます。

どんなときに特に必要?

次のような登山では、手袋の必要性が高くなります。

岩場や鎖場があるコース
手をついたり、岩や鎖、手すりを握ったりするため、保護目的でかなり役立ちます。環境省もこの点を明確に挙げています。

風が強い日や標高の高い山
風が吹くと、気温以上に手が冷えます。富士山のような高所では、夏でも防寒装備が重要だと環境省とモンベルが案内しています。

冬山・残雪期・早朝登山
凍傷や冷えの予防のために重要です。冬山では防水透湿性、保温性、作業性が求められるとモンベルは説明しています。

手袋がいらないケースはある?

まったくないとは言えません。
たとえば、真夏の低山を短時間歩く、整備された道を軽くハイキングするようなケースでは、使わずに終わることもあります。

ただ、それでも「不要」と断言するより、念のため持っていくほうが現実的です。登山では予想外に風が強かったり、下山で手を使う場面が増えたりすることがあります。公的な登山装備案内でも手袋は保護用装備として挙げられており、完全な不要品とは扱われていません。

どんな手袋を選べばいい?

季節と山のレベルで考えるとわかりやすいです。

春・夏・秋の一般登山なら、薄手で動かしやすいトレッキンググローブが使いやすいです。目的は防寒より、手の保護や日焼け予防が中心になります。モンベルも夏山装備の中で、グローブを日焼けやケガの対策として位置づけています。

寒い時期や高山なら、保温性のある手袋を選びます。
冬山ではさらに、防水透湿性、防風性、保温性が重要です。モンベルは、冬山用グローブに求められる性能として保温性、防水透湿性、作業性を挙げています。環境省の冬装備案内でも、オーバーグローブと保温用手袋の組み合わせが紹介されています。

軍手でもいい?

近場の軽いハイキングなら使えなくはありませんが、登山用としてはあまりおすすめしにくいです。

理由は、濡れると乾きにくく、保温や防風の面で弱いからです。公的な登山装備案内やメーカー情報では、登山では用途に応じたグローブを使う前提で説明されています。特に寒い時期は、防水性や防風性のある手袋が重要です。

まとめ|登山の手袋は「迷ったら持つ」が基本

登山 手袋 必要」で迷っている方に向けてまとめると、登山では手袋を持っていくほうが安心です。手袋は防寒だけでなく、岩場での手の保護、日焼け対策、ケガ予防にも役立ちます。日本山岳会はグローブを必要な装備として紹介し、環境省も手の保護のために手袋を挙げています。モンベルも、夏山では日焼けやケガ、冬山では冷えや凍傷から手を守る装備として案内しています。

特に、岩場のあるコース、風の強い日、高い山、寒い季節の登山では必要性が高くなります。
初心者ならまずは、薄手の登山用手袋を1組持つところから始めると失敗しにくいです。

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